〈木製バルコニー〉
目隠しと屋根をつけました。
コンセプトとして
・水切りを考える。
・ビス穴等にも水の侵入を考慮する。
・材料はなるべく腐りにくいものを使う。
・腐りやすい部位は板金で保護する。
・板金で保護が難しい部位は取替可能にする。
床材はバツー材。
構造材その他はオール桧造り。
施工日数:10日
築後およそ10年。
東南側をぐるりと囲む大きなバルコニー。
メンテナンスは塗装だけでも結構なボリュームで
経年とともに少しずつ負担感も…。
床材はレッドシダー(ベイスギ)
割れやビス穴、手すりの束の下端などは
常時雨水で濡れた状態で
(写真には収められていませんが)
腐朽菌を発生させていました。
その他、柱や梁の接続部など
構造上大事な部分も 同様の事象が見られます。
このあと、既存の基礎を残して木部は全部解体撤去しました。
コンセプトのとおり
腐りにくい材料ということで
構造材はオール桧としました。
通風と水切り用に基礎パッキンを置く。
その上に土台を敷き、柱・梁を組んでいく。
こちらもコンセプトのとおり
構造木部平場を
板金(ガルバリウム鋼板)で覆う。
〈床張り〉
床材はバツー。
抜群に水に強い!
〈完成〉
目隠し用の板張りは南京下見。
屋根はポリカ波板。
塗装はステンプルーフ2回塗り。