自然素材の住宅(計画~基礎工事):立川市K邸

2016年9月3日

《7月》
〈施工前〉
施工前引っ越しのお手伝い                                    引っ越しのお手伝いなども。


〈解体工事〉

50年もの間、家族を育んだお住まい。
今回の新築は、健在だった頃のご主人の遺言だそうです。
遺志を継いで心を込めて丁寧な解体に努めました。

解体整地着工から最終的な整地までおよそ2週間。
近隣へのご迷惑と細かい分別に配慮しながら
慎重に作業を進めました。


〈地鎮祭〉
次代に引き継いだお住まいの繁栄と
家族の健康そして工事の無事を願う。
我々もこの地で仕事をができることを嬉しく思う。
お付き合いの長い神主さんが、丁寧に祀り事の説明をしてくれた。

地鎮祭


《8月》
〈地盤調査〉
調査方法は「SDS」試験。高精度な土質の判定ができる。
測定点は合計5箇所。
いずれも良好な測定値でベタ基礎での設計が妥当となった。
基礎の過小設計を避け、保証の観点からも地盤調査は必須の工程です。

地盤調査


〈基礎工事〉
レーザー根切り砕石転圧

捨コン配筋

‟やり方”
基礎の初めは、高さや配置を決めることから。
まず、基準になる角に杭を打ち、写真に見えるブロック塀に並行で
仮の配置をしつつ、最終的に対角線で正確に決めていく。

 

 

‟根切り”
外周部や地中梁になるところを掘っていく。

 

 

 

 

砕石を敷いて転圧。

 

 

 

 

次に防湿シート0.2㎜を敷いて
‟捨てコンクリート打ち”
これから基礎本体を造る前に
地盤の上に新たに墨出し用の
水平面のコンクリートを打設していく。

 

 

‟配筋”
耐圧盤の背骨になる地中梁
タテヨコ φ13㎜ @200ピッチ。

検査も無事合格!


外周部打込み土間コン打込み

 

 

 

 

 

 

先行して外周部と地中梁や配管周りを
入念に打込んでいく。次に土間と続く。

土間の打込みから数日後、基礎の立上り部打込のための
枠をセット。立上り部もコンクリートが隅々まで行きわたるように
入念に打込んでいく。

立上り枠立上り打込み


完成
外回りを整地して完成。
上棟までの間、基礎の立ち上がりを左官仕上したり
測量を確認しながら、十分な養生期間を置く。