一番初めに参考になる建物を見て回った。
図面の修正を何回か繰り返した。
使用する材料を見に福島に出向いたりもした。
家族全員で地鎮祭を行い無事を願った。
それから地盤調査をして頑丈な基礎もできた。
その間いろいろな人と出会い
知恵や協力を得た。
そして いよいよ明日が上棟。
段取りは万全だけど
強いてあげるならば
「大安」「友引」「先勝」 といった日取りがちょいと気になり
「今日のうちに柱1本だけでも建てられないかなぁ」 とお施主様。
もちろん
「いいですよぉ」
それで どの柱にしようかななどと考える。
「やっぱり 家の真ん中かなぁ」 なんて。
そこに棟梁。
「そりゃ “いの一番” でしょ」
(柱などが建つ位置につけられている符号のこと)
言葉の意味やら所以やらで一気に合点がいった。