危険察知能力

2013年2月27日

現場から現場への移動中
偶然にまだ記憶に新しい「あの現場」前を通りすがった。

「もう始まってるんだ・・・。」

大工が5~6名。
レッカー車がセットされ「電車見張員」という作業員もいる。
ちょうど今日から再開したのかも。

約1ヵ月前に起こったJR中央線沿いの
新築現場での足場倒壊事故。

同じ多摩地区エリアの同業として
とてもとても他人事とは思えない事故だった。
もしこれが我が身だったら・・・恐ろしい
想像が巡る。

足場は当然必要なもの。
私も何件ともなく足場による施工をしてきたけど
あの日の映像を見て、私も「ちょっと違う」と
感じた。

あのときは、上棟前に予め足場を準備している「先行足場」と言う状態で
事故原因をシートが強風にあおられたと聞くが
普通は建物が建つまではシートは張らないでたたんでおく。
(上の写真では事故の対策からか、かけてもいない)

我々施工者は足場には特に注意を払う。
年間を通して、強風のとき、台風のとき、地震のとき
パイプの接続の緩み、いろいろなこと・・・。

注意を妨げる要因としては
実はほんの些細なことだったりする。

「めんどくさい・・・。」
「大変・・・。」

 

肝に銘じたい。