ウッドデッキ:調布市M邸

2012年12月8日

〈木製バルコニー〉

目隠しと屋根をつけました。

コンセプトとして
・水切りを考える。
・ビス穴等にも水の侵入を考慮する。
・材料はなるべく腐りにくいものを使う。
・腐りやすい部位は板金で保護する。
・板金で保護が難しい部位は取替可能にする。

床材はバツー材。
構造材その他はオール桧造り。

施工日数:10日


〈施工前〉

築後およそ10年。

東南側をぐるりと囲む大きなバルコニー。
メンテナンスは塗装だけでも結構なボリュームで
経年とともに少しずつ負担感も…。


〈床板の状態〉

床材はレッドシダー(ベイスギ)

割れやビス穴、手すりの束の下端などは
常時雨水で濡れた状態で
(写真には収められていませんが)
腐朽菌を発生させていました。

 

その他、柱や梁の接続部など
構造上大事な部分も 同様の事象が見られます。

このあと、既存の基礎を残して木部は全部解体撤去しました。


〈材料搬入〉

コンセプトのとおり
腐りにくい材料ということで
構造材はオール桧としました。



〈組立〉

通風と水切り用に基礎パッキンを置く。
その上に土台を敷き、柱・梁を組んでいく。

 

 

 


こちらもコンセプトのとおり
構造木部平場を
板金(ガルバリウム鋼板)で覆う。

 

 


〈床張り〉

床材はバツー。
抜群に水に強い!


〈完成〉

目隠し用の板張りは南京下見。
屋根はポリカ波板。
塗装はステンプルーフ2回塗り。