〈解体工事〉
50年もの間、家族を育んだお住まい。
今回の新築は、健在だった頃のご主人の遺言だそうです。
遺志を継いで心を込めて丁寧な解体に努めました。
着工から最終的な整地までおよそ2週間。
近隣へのご迷惑と細かい分別に配慮しながら
慎重に作業を進めました。
〈地鎮祭〉
次代に引き継いだお住まいの繁栄と
家族の健康そして工事の無事を願う。
我々もこの地で仕事をができることを嬉しく思う。
お付き合いの長い神主さんが、丁寧に祀り事の説明をしてくれた。
《8月》
〈地盤調査〉
調査方法は「SDS」試験。高精度な土質の判定ができる。
測定点は合計5箇所。
いずれも良好な測定値でベタ基礎での設計が妥当となった。
基礎の過小設計を避け、保証の観点からも地盤調査は必須の工程です。
‟やり方”
基礎の初めは、高さや配置を決めることから。
まず、基準になる角に杭を打ち、写真に見えるブロック塀に並行で
仮の配置をしつつ、最終的に対角線で正確に決めていく。
‟根切り”
外周部や地中梁になるところを掘っていく。
砕石を敷いて転圧。
次に防湿シート0.2㎜を敷いて
‟捨てコンクリート打ち”
これから基礎本体を造る前に
地盤の上に新たに墨出し用の
水平面のコンクリートを打設していく。
‟配筋”
耐圧盤の背骨になる地中梁
タテヨコ φ13㎜ @200ピッチ。
検査も無事合格!
先行して外周部と地中梁や配管周りを
入念に打込んでいく。次に土間と続く。
土間の打込みから数日後、基礎の立上り部打込のための
枠をセット。立上り部もコンクリートが隅々まで行きわたるように
入念に打込んでいく。
外回りを整地して完成。
上棟までの間、基礎の立ち上がりを左官仕上したり
測量を確認しながら、十分な養生期間を置く。