1.計画~基礎工事

2024年10月23日

2月 地鎮祭

お施主様は仕事上の関係先のHさん。

Hさんからは数年に渡る新築計画をときおり聞かせていただくことがありましたが、その最も大事な条件である依頼先に私どもを選んでいただいたことは、普段の家造りに対する姿勢や仕事ぶりを身近にする中で信頼を寄せていただいたことが何より嬉しいことでした。

一番最初の打ち合わせは前年の夏頃から。

晴れて良き日に地鎮祭となりました。

地盤調査

今回の建築地は最寄駅にも近く区画された平坦地で旧建物の解体跡地。

解体に伴って表層に緩みが見られるとのことで、この地域の特徴でもあるのですが、すぐに砂れき層が表れ、地盤は安定していると評価されました。

調査方法は「スクリューウェイト貫入試験                 

測定点は 計7か所

設計支持力 20kN/㎥

基礎工事

・根切り~砕石敷き

 基礎の立ち上がり部と地中梁になるところを掘っていく。

 

 

・給排水先行配管

この時点で外回りの給排水の配管を先行して行っておく。


・先の地鎮祭時に神主様から頂く「鎮め物」をお供えし、あらためて地面の神様に今後の工事の無事を祈念する。

 

 

 

 

 

 

 

・防湿シート0.2mmを敷き込む

 

 

 

 

 

 

・先の掘った部分に捨て”コンクリート打ち”

捨てコンクリート打ちとは水平面の“墨出し用”のコンクリートを打設すること。

 

 

 

 

・次に配筋工事。

基礎と基礎の間に設けて耐圧盤が各応力に対応するための背骨のような“地中梁”

 

 

 

 

 

 

・床下の通気性を高めるための“ポスト基礎”

 

 

 

 

 

 

 

・外周部の様子

 

 

 

 

 

 

 

・換気口周りの様子

 

 

 

 

 

 

 

・隅角部の様子

 

 

 

 

 

 

 

・この時点で検査を終えて配筋完了

 

 

 

 

 

 

 

・耐圧盤に生コンの打込み。

外周部と地中梁や配管周りを先行して入念かつスピーディーに打ち込んでいく。

 

・耐圧盤打込み後の硬化を見計らって立ち上がり部の型枠を組んでいく。

この際に型枠の中心にアンカーボルトと鉄筋が通っていることや、規定のコンクリートのかぶり厚を確認する。

 

 

 

 

 

・立ち上がりの枠を解体後、整地が済むと完成。