増改築:東村山市I邸

2020年12月20日

現場は、現在のお住まいの2軒隣り。
諸々の環境を変えることなくということで、良き日のお引越しを目指して増改築工事を承りました。

元々の建物は、もうすぐ新築後40年。
工事は、外回りはほぼそのままに、内部を全面的スケルトンにして大きな間取り変更に着手します。

まず解体工事から見えてくるのは、漏水による腐食部分やシロアリの喰害。
入替の必要な土台や柱。
そのための補強で梁を追加したり・・・がしばらくのイメージになります。

 

施工前
解体工事
解体工事を進めていくと、
1階と2階の構造の違いに「おかぐら=元々の平屋に2階を増築すること」で
あることもわかります。
木工事(基礎~断熱工事)
間取り変更に伴って基礎の追加と柱・梁の補強。
構造材は主にヒノキ、スギ、ベイマツの乾燥材。
断熱工事まで完了しました。
造作工事~内装工事

完成

内部の解体からおよそ半年。
年輪の重ねた建物の趣を生かしながら現代の快適性を求めました。
新旧が心地よくなじみます。主な仕上げは以下のとおり。

(床)
1F:オーク15㎜(床暖房対応)
2F:赤松ムク15㎜


(天井・壁)
石膏ボード、Mクロス下地、全面塗装仕上げ


(建具)
ラワンフラッシュ戸